波形(読み)ナミガタ

デジタル大辞泉 「波形」の意味・読み・例文・類語

なみ‐がた【波形】

波のような形。また、波をかたどった模様。「波形罫線」「グラフ波形を示す」
語句と語句との間に入れる「~」の記号数値時間場所範囲を示すときや、語句の省略などに用いる。波ダッシュ波ダーシスワングダッシュ

は‐けい【波形】

波のように上下にうねる形。なみがた。
波が伝わるときの、一定位置での物理量の時間的変化、または一定の時刻での物理量の空間的変化をグラフで示したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「波形」の意味・読み・例文・類語

なみ‐がた【波形】

  1. 〘 名詞 〙 波のようなかたち。また、波の動きのように、盛り上がったり低くなったりする動き。
    1. [初出の実例]「なみがたのみづまさ雲にかげくれて朧にみゆる月のふなかげ〈源仲正〉」(出典:木工権頭為忠百首(1136頃)月)

は‐けい【波形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 波のように起伏した形。波状。なみがた。〔植物学語鈔(1886)〕
  3. 波の一定点における振動の模様を時間の経過に伴って連続的に表わした図形。また、一定時刻における振れの空間的変化を表わした図形。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「波形」の意味・わかりやすい解説

波形
はけい
wave form

振動現象において,その振幅などの物理量が変化していくときの形。普通は時間の関数として扱う。正弦波は基本的なものであるが,矩形波三角波鋸歯状波階段波などがある。

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