デジタル大辞泉
「省略」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
せい‐りゃく【省略】
① はぶくこと。はぶいて簡単にすること。しょうりゃく。
※菅家文草(900頃)九・請特授従五位上大内記正六位上藤原朝臣菅根状「此般東宮毎事省略」 〔
色葉字類抄(1177‐81)〕
※
随筆・孔雀楼筆記(1768)二「それに準じて
万事を省略
(セイリャク)すれば、挽回するの理すでにここにあり」
※歌舞伎・富岡恋山開(1798)三幕「早う一軸のせいりゃくをして来(こ)ようわいの」
③ 処置すること。工面すること。
※売卜先生安楽伝授(1796)上「我今身躰の省略
(セイリャク)も
世間からの
人目はあしく、早貧乏せしかと」
[
補注]②③は正しくは「
政略」と書くべき語(近世上方語辞典)。
しょう‐りゃく シャウ‥【省略】
〘名〙 (「しょう」は「省」の
呉音) はぶくこと。はぶいて簡単にすること。せいりゃく。〔布令字弁(1868‐72)〕
[補注]古くは漢音で「せいりゃく」と読まれる場合の方が多い。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「省略」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報