洒落気(読み)しゃれっけ

精選版 日本国語大辞典 「洒落気」の意味・読み・例文・類語

しゃれっ‐け【洒落気】

〘名〙 (「しゃれけ(洒落気)」の変化した語)
服装などをはでにして、きれいに見せようとする気持
② 気のきいたことをしたり冗談などを言ったりして、相手を驚かせたり笑わせたりしようとする気持。
※新浦島(1895)〈幸田露伴〉三「なかなか漁師好いばかりでは無いに定って居るものだが、又洒落気(シャレッケ)のあるもので結構これで足りるものよ」

しゃれ‐け【洒落気】

〘名〙 (「しゃれげ」とも) =しゃれっけ(洒落気)
※滑稽本・七偏人(1857‐63)四「『噺(はな)ッ鼻血がまた出たァ』『兎角洒落(シャレ)けでのぼせるでげすからナ』」
われから(1896)〈樋口一葉〉一〇「あの打かぶりの乱れ髪、洒落気(シャレゲ)なしでは居られぬ筈」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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