(読み)ラク

デジタル大辞泉 「洛」の意味・読み・例文・類語

らく【洛】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ラク(呉)(漢)
中国の川の名。「洛水
洛水北岸にある都市の名。「洛陽
都。特に、京都のこと。「洛中洛北花洛帰洛京洛上洛入洛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「洛」の意味・わかりやすい解説


らく

中国、河南省西部を流れる黄河の支流洛水、またはその北岸にあった古都洛陽(洛水の北の意)の略称。転じて都の意となり、日本では京都の異称として用いられ、京洛、洛中や洛内(京都の市街地)、洛外(京都の市街地の外側)、上洛、下洛などの語もある。また、中国で東西の都である洛陽と長安を東京、西京と対称したところから、日本でも古くは京都の東の京(左京)を洛陽、西の京(右京)を長安とよぶ例もあった。

[宇田敏彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android