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活用 【かつよう】

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大辞林 第三版の解説

かつよう【活用】
 
( 名 ) スル
物の性質・働きが十分に発揮できるように使うこと。うまく使うこと。 「学んだ知識を-する」 「遊休施設の-をはかる」
文法で,動詞・形容詞・形容動詞・助動詞が,文を終止したり,他の語に続いたりするときに,それに応じて語形が変化すること。また,その変化の体系。動詞「書く」が打ち消しの助動詞「ない」に接続する時に「書か」となり,命令の意で言い切りになる時に「書け」となるの類。


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

かつよう【活用】 

日本語で,事態叙述にあずかる語が,一定用法に従って,体系的に語形変化させること。語形とは音節連続形式についていい,普通アクセント及ばない。英・仏語その他ヨーロッパ語のコンジュゲーションconjugationも語形の体系的変化であるが,その変化の示す意味が,人称,数,時,法,相などに関するのに対して,日本語の場合では,表に示すように,単独に用いられる際の切れ方,続き方の差(終止中止命令連体連用等),また後に結合する付属語の種類に応じて語形が変化する。


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デジタル大辞泉の解説

かつ‐よう 〔クワツ‐〕 【活用】
 
[名](スル)
物や人の機能能力を十分に生かして用いること。効果的に利用すること。「学んだ知識を―する」「資料を―する」
文法で、語がその用法の違いによって体系的に語形変化をすること。また、その変化の体系。日本語では用言動詞形容詞形容動詞)および助動詞に活用がある。

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

活用
かつよう
conjugation

単語が文のなかで他の単語との関係を表わすために行う語形替変の体系を「屈折」といい,西洋語では特に動詞の場合を「活用」,名詞形容詞代名詞の場合を「曲用」と呼んでいる。動詞に関係する文法範疇は,人称時制などである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


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百科事典マイペディアの解説

活用 【かつよう】

一般には,動詞が意味・役割(人称,数,時,法,アスペクトなど)によって語形を変化させること。日本語では,用言および助動詞が意味や次にくる語,またそれとの続き方の違いによって語形を種々に変化させること。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。


All Rights Reserved,Copyright(C)2013,Hitachi Solutions Business, Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典内の活用の言及

【言語】より
…ある品詞に属する単語が,意味のちがいを伴って(あるいは,伴わずに)そのあらわれる位置によってその語形の一部を,その品詞に特有の形で交替させることがある。これを〈屈折〉(〈活用〉〈曲用〉などという術語も用いられる)と呼ぶ。屈折には,語形のある部分を1個所,かつ,それを全体として交替させるというものと,ある部分に交替しうる複数の要素が並んでいるもの,2個所以上で交替を示すものなどがある。…
【国語学】より
…これは,それ自体,日本語の音韻組織を明らかにしたものであるとともに,いろいろと,後世まで,国語研究の基礎として利用された。たとえば,今日でも,これは,動詞の活用を説く基礎になっている。また,五十音図と同じころに,〈いろは歌〉が作られた。…
【日本語】より
… 文構成のきまりを記述するためには,その最小単位を確定し,次にそれの種類分け(品詞分類)をすることから始めなければならないが,日本語は,朝鮮語など他のいわゆる膠着語と同じく,単位と単位の間や品詞相互の間の連続性が強いということが,英語などの西洋語や,中国語との違いとしてまずあげられるだろう。
[品詞]
 実質語の代表は名詞,形容詞,動詞で,これは多くの言語と共通するが,日本語の形容詞は動詞と原理的には同じように活用する点で朝鮮語と相似し,英語など西洋語とは異なる。学校文法で形容動詞と呼ばれる〈元気,親切,静か〉などの語類は,名詞と形容詞の中間的な性格をもっている。…
【品詞】より

【品詞の諸性質】
 (1)多くの言語においては,ある単語がその現れる個所によって,意味の,ある種の変異を伴いつつ,あるいは,伴わずにその語形(の一部)を交替させることがある。いわゆる屈折(活用,曲用)であるが,二つの屈折を示す単語において,その屈折の性格(屈折によって変異する部分の音形のことではなく,屈折全体の性格)が一致するならば同一品詞に属する(あるいは,少なくとも,近い関係にある二つの品詞に属する)といえるし,その屈折の性格の異なる二つの単語あるいは屈折を示す単語と示さない単語は別の品詞(あるいは,少なくとも異なる下位範疇(後述))に属するといえる。なぜならば,これこれこういうものを表すからといってこういう性格の屈折を有しなければならない理由などなく,したがって,屈折の性格(有無を含む)の共通性や差異は,表すものの性格上の共通性や差異によっては説明しきれるわけのものではないから,その言語の品詞分類と密接な関係を有するといえるのである。…
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