流布(読み)ルフ

デジタル大辞泉 「流布」の意味・読み・例文・類語

る‐ふ【流布】

[名](スル)世に広まること。広く世間に行き渡ること。「妙なうわさ流布している」
[類語]普及大衆化流通広がる広まる行き渡る伝播でんぱ浸透波及弥漫びまん蔓延まんえんはびこるのさばる流行猖獗しょうけつ跋扈ばっこ跳梁ちょうりょう横行伸展発展

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精選版 日本国語大辞典 「流布」の意味・読み・例文・類語

る‐ふ【流布】

  1. 〘 名詞 〙 広く伝わること。世に広まること、または広めること。世間に広く行なわれること。また、世間に知れわたること。
    1. [初出の実例]「以此相応於此国機 故随其徳義、称名法興皇、以三称名、永世応流布也」(出典:醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))
    2. 「あらぬさまなる懐紙、田舎におほくるふし侍り」(出典:初心求詠集(1429頃))
    3. [その他の文献]〔南史‐沈炯伝〕

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普及版 字通 「流布」の読み・字形・画数・意味

【流布】るふ

ひろく世に行きわたる。〔東観漢記、明徳馬皇后伝〕太后詔書布す。咸(ことごと)く至し、敢て禁を犯すもの無し。

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