(読み)シュン

デジタル大辞泉 「浚」の意味・読み・例文・類語

しゅん【浚】[漢字項目]

[音]シュン(呉)(漢) [訓]さらう
水底土砂を掘って深くする。さらう。「浚渫しゅんせつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浚」の意味・読み・例文・類語

さら・ゆ【浚】

〘他ヤ下二〙 (ハ行下二段活用の「さらふ(浚)」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「さらゆる」の形をとる) =さらえる(浚)
※足利学校本荘子抄(16C中)一「疏は通也。達也。又は さらゆる也。又はさくるともよむ也」

さらえ さらへ【浚】

〘名〙 (動詞「さらえる(浚)」の連用形名詞化) =さらい(浚)
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「水勢を平穏にたたへ流す故に、常に浚鑿(サラヘ)を怠るべからず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android