浮拍子(読み)うかれびょうし

精選版 日本国語大辞典 「浮拍子」の意味・読み・例文・類語

うかれ‐びょうし ‥ビャウシ【浮拍子】

〘名〙 (形動) 聞く人の心を浮き立たせるような、三味線などの弾き方。また、そのように軽快な調子様子。浮き拍子。浮かれ調子。
清元道行浮塒鴎お染久松)(1825)「機嫌上戸の気もかろくうかれ拍子に来りける」
鳥追阿松海上新話(1878)〈久保田彦作〉「酔客のうかれ拍子(ヒャウシ)(ひく)三絃(さみせん)の音もさえて」

うき‐びょうし ‥ビャウシ【浮拍子】

浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)七「女郎共うたへうたへと。足元もしどろもどろの浮拍子(ウキヒャウシ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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