海辺(読み)カイヘン

デジタル大辞泉 「海辺」の意味・読み・例文・類語

かい‐へん【海辺】

海のほとり。うみべ。
[類語]海岸海辺うみべ沿海沿岸海沿い浜辺海浜砂浜臨海湾岸州浜波打ち際海水浴場リアス式海岸シーサイドビーチ磯辺荒磯

うみ‐べ【海辺】

海のほとり。海岸。
[類語]海岸沿海沿岸海沿い浜辺海浜砂浜海辺かいへん臨海湾岸州浜波打ち際・海水浴場・リアス海岸シーサイドビーチ磯辺荒磯

うみ‐べた【海辺】

《「うみへた」とも》うみべ。うみばた。
「おほかたはわが名もみなぎ出でなむ世を―にみるめ少なし」〈古今・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海辺」の意味・読み・例文・類語

かい‐へん【海辺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 海のほとり。うみべ。かいほ。
    1. [初出の実例]「海辺望月作歌九首」(出典万葉集(8C後)一五・三六五九・題詞)
    2. 「是も海辺近き処なれば、毒霧御身を侵して瘴海の気冷(すさま)じく」(出典:太平記(14C後)四)
    3. [その他の文献]〔李紳‐海棠詩〕
  3. 連歌分類で、海、磯など、海にかかわる語。
    1. [初出の実例]「海辺に時雨・鐘・嵐などを不可然かとあそばし侍るも、仮令最初心の人のためなる哉」(出典:私用抄(1471))

うな‐べ【海辺】

  1. 〘 名詞 〙 うみべ。海岸。
    1. [初出の実例]「呂望(りょぼう)(せい)に封ぜられて民に産業(なりはひ)を教ふれば、海方(ウナベ)の人利に走りてここに来朝(きむか)ふ」(出典:読本・雨月物語(1776)貧福論)

うみ‐べた【海辺】

  1. 〘 名詞 〙うみべ(海辺)
    1. [初出の実例]「後に海浜(ウミベタ)遊行(いでま)して」(出典:日本書紀(720)神代下(丹鶴本訓))

うみ‐べ【海辺】

  1. 〘 名詞 〙 海のほとり。うみべた。うみばた。かいへん
    1. [初出の実例]「浜辺よりわがうち行かば宇美辺(ウミヘ)より迎へも来ぬか海人の釣船」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇四四)

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普及版 字通 「海辺」の読み・字形・画数・意味

【海辺】かいへん

うみべ。

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