海難法師(読み)かいなんぼうし

精選版 日本国語大辞典 「海難法師」の意味・読み・例文・類語

かいなん‐ぼうし‥ボフシ【海難法師】

  1. 〘 名詞 〙 伊豆諸島で一月末に海から渡って来るとする精霊。また、その物忌行事。三宅島では二五日に神々が島を飛行するといい、神津島では二四日の夕方から二六日の朝までの神事を、新島では二四日と二五日の夜にその精霊が海を渡ってきて村を巡ることをいう。海難坊。かいなんぼし。

かいなん‐ぼし【海難法師】

  1. 〘 名詞 〙かいなんぼうし(海難法師)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「海難法師」の解説

海難法師

日本妖怪東京都、伊豆諸島に伝わるもので、水難事故の死者の霊とされる。「かんなんぼうし」「海難坊」とも。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android