清水町新田村(読み)しみずまちしんでんむら

日本歴史地名大系 「清水町新田村」の解説

清水町新田村
しみずまちしんでんむら

[現在地名]横手市清水町新田

北は塚堀つかぼり村枝郷半谷地はんやち村、西は大戸川を境にして下吉田しもよしだ村(現平鹿ひらか郡平鹿町下吉田)に接する。「六郡郡邑記」に清水野町村は町新田と改まり、家員一七軒で、明暦年中(一六五五―五八)に最上牢人出雲という者が注進開をしたという。平鹿郡御黒印吟味覚書(秋田県庁蔵)によれば、享保元年(一七一六)には清水野町村、同一四年には清水町新田村と郷村高辻帳に記されたとある。「雪の出羽路」には開発に関する異伝として、万治寛文(一六五八―七三)の頃、下鍋倉しもなべくら(現平鹿郡平鹿町下鍋倉)の久左エ門が注進開したともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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