清玄寺(読み)せいげんじ

日本歴史地名大系 「清玄寺」の解説

清玄寺
せいげんじ

[現在地名]豊玉町仁位

中在所なかざいしよにある。天台宗で、本尊観音菩薩。応永二五年(一四一八)宗満茂が祖父宗香の菩提寺として建立したという。同二五年二月一日の惟宗満茂寄進状および同年三月二三日の讃岐入道昌栄書下(ともに仁位郷判物写、以下断りのない限り同判物写)によれば、「二位郡清玄寺」は宗家の祈祷所で、満茂が本願となって建立、塞拙を奉じて郡内の田畠山野荒野を寄進している。宗香の法名の清玄寺殿梅渓宗香大禅定門にちなみ、渓岳山清玄寺と号した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android