渇命(読み)カツメイ

デジタル大辞泉 「渇命」の意味・読み・例文・類語

かつ‐めい【渇命】

飢えや渇きのために命が危なくなること。かつみょう。
「このままありては三人ともに―に及べば」〈浮・胸算用・三〉

かつ‐みょう〔‐ミヤウ〕【渇命】

かつめい(渇命)

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精選版 日本国語大辞典 「渇命」の意味・読み・例文・類語

かつ‐めい【渇命】

〘名〙 飢えやかわきのために命があぶなくなること。また、その命。かつみょう。
史記抄(1477)一七「負薪而食とは、薪を負て渇命をつくほどなほどに」
浮世草子武家義理物語(1688)六「女心にかなしく是をなげくに甲斐もなし。道を立(たち)ひとりくらせば、かつめいにおよび」

かつ‐みょう ‥ミャウ【渇命】

御伽草子三人法師(室町末)「などや子どものかつみゃうをもはからはせ給はぬぞ」

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