減省(読み)ゲンショウ

デジタル大辞泉 「減省」の意味・読み・例文・類語

げん‐しょう〔‐シヤウ〕【減省】

[名](スル)へらし、はぶくこと。げんせい
つとめて太平因循いんじゅん雑費を―し力を同うし」〈染崎延房・近世紀聞〉

げん‐せい【減省】

げんしょう(減省)

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精選版 日本国語大辞典 「減省」の意味・読み・例文・類語

げん‐しょう‥シャウ【減省】

  1. 〘 名詞 〙 へらしはぶくこと。げんせい。
    1. [初出の実例]「望請減省件員、留停出挙、用見在稲」(出典:九条公爵家所蔵延喜式裏文書‐(年未詳)(773頃)太政官符案)
    2. 「勉(つとめ)て太平因循の雑費を減省(ゲンシャウ)し力を同うし心を専らにし征討の備を精鋭し」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四)

げん‐せい【減省】

  1. 〘 名詞 〙げんしょう(減省)〔広益熟字典(1874)〕〔史記‐秦始皇本紀〕

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普及版 字通 「減省」の読み・字形・画数・意味

【減省】げんせい

減らし省く。〔史記、秦始皇紀〕盜多し。皆戍漕轉作の事しく、賦大なるを以てなり。ふ、且(しばら)く阿宮の作を止め、四邊の戍轉(じゆてん)を減省せん。

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