渡込(読み)わたしこむ

精選版 日本国語大辞典 「渡込」の意味・読み・例文・類語

わたし‐こ・む【渡込】

〘他マ五(四)〙
相撲で、渡し込みの技をかける。
※相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉駒ケ嶽の凋落太刀山独舞台「泳ぐ所を右に突張り、耐へる所を更に左で渡し込み」
会話をうまくつなげる。話をつくろう。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一二「『何処へか御出掛で』と女はすぐ悟った。『ええ、一寸』と旨い具合に渡(ワタ)し込む」

わたし‐こみ【渡込】

〘名〙 相撲のきまり手の一つ。押し合い寄り合いの際、片手相手片足外側から引っぱりこむようにかかえあげ、他の手で相手の上体を押すか突くかして倒す技。〔相撲講話(1919)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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