満名村(読み)まんなむら

日本歴史地名大系 「満名村」の解説

満名村
まんなむら

[現在地名]本部町並里なみさと

南島風土記」によると康熙五年(一六六六)伊野波ぬふあ間切創設後に新設された村という。一八九〇年(明治二三年)輯製の二十万分一図には並里なんざとう村の北東に満名村がみえる。現在並里地区の北東部にある満名上殿内(マンナウィドゥンチ)は、一四世紀頃北山で興亡があった際、敗れた按司が逃れ隠れたところと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android