滝安寺(読み)リュウアンジ

デジタル大辞泉 「滝安寺」の意味・読み・例文・類語

りゅうあん‐じ【滝安寺】

大阪府箕面みのお市にある単立宗教法人の寺。白雉元年(650)役小角えんのおづの開創と伝えられる。修験道霊場であった。竹生島ちくぶしま江の島厳島いつくしまとともに四弁財天の一。箕面寺。ろうあんじ。

ろうあん‐じ【滝安寺】

りゅうあんじ(滝安寺)

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精選版 日本国語大辞典 「滝安寺」の意味・読み・例文・類語

りゅうあん‐じ【滝安寺】

(「ろうあんじ」とも) 大阪府箕面市箕面公園にある本山修験系単立寺院。山号は箕面山。院号吉祥院。白雉元年(六五〇)役小角(えんのおづの)の開創と伝えられ、修験道の霊場であった。文祿五年(一五九六)の震災で倒壊したが、慶長八年(一六〇三)覚玄が再興本尊の弁財天は日本四弁財天の一つ。箕面寺。

ろうあん‐じ【滝安寺】

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「滝安寺」の意味・わかりやすい解説

滝安寺
ろうあんじ

大阪府箕面市にある天台寺門宗の寺。箕面山吉祥院と号する。白雉年間 (650~654) に役小角 (えんのおづぬ) が開基したと伝えられる修験道の霊場で,後醍醐天皇のとき,付近の瀑布勝景にちなみ滝安寺と号した。護良親王は同寺において後醍醐天皇の隠岐からの帰還を祈願した。本尊の弁財天は,竹生島,厳島,江の島の弁財天とともに四所弁財天と称され,古来民間の信仰厚い

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世界大百科事典(旧版)内の滝安寺の言及

【箕面[市]】より

…新御堂筋(しんみどうすじ)(国道423号線)が国道171号線と交差する付近には,200社をこえる船場(せんば)の繊維卸商が進出して繊維団地を建設した。明治の森箕面国定公園には,自然動物園(ニホンザル生息地は天然記念物に指定されている)のほか,西国三十三所23番札所勝尾寺や四大弁才天の一つ滝安(ろうあん)寺(箕面寺),箕面滝などがある。【秋山 道雄】。…

※「滝安寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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