漏失（読み）ろうしつ

精選版 日本国語大辞典

ろう‐しつ【漏失】

〘名〙

① もれてなくなること。もれおちること。ろしつ。

※三代格‐三・大同三年（808）七月四日「冝_下其燈分稲停_レ預_二国司_一。〈略〉僧綱亦加_中検校_上。立為_二恒例_一不_レ得_二漏失_一」 〔後漢書‐鄭康成伝〕

② 睡眠中に射精すること。夢精。ろしつ。〔日葡辞書（1603‐04）〕

ろ‐しつ【漏失】

〘名〙 ＝ろうしつ（漏失）〔色葉字類抄（1177‐81）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【漏失】ろうしつ

もれ誤り。〔後漢書、玄伝論〕異端紜(ふんうん)、～家數り。玄、大典を括(くわつなう)し、衆家を羅し、誣(はんぷ)を刪裁(さんさい)し、漏失を刊改す。是れより學略(ほぼ)歸するを知る。

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出典　平凡社「普及版 字通」