激怒(読み)ゲキド

デジタル大辞泉 「激怒」の意味・読み・例文・類語

げき‐ど【激怒】

[名](スル)はげしく怒ること。また、その怒り。「裏切り行為に激怒する」
[類語]激昂憤怒逆鱗にふれる怒り腹立ち憤り怒気瞋恚しんい憤懣ふんまん鬱憤うっぷん義憤痛憤悲憤憤激憤慨ふんがい立腹癇癪かんしゃく逆鱗げきりん憤ろしい腹立たしい業腹ちゅうっ腹やけっ腹悲憤慷慨喧嘩早い喧嘩っぱや癇癖癇性ヒステリック虫気短気気短短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行逆上高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つのぼせ上がる血迷う血走る怒りっぽい切れるぷっつん堪え難いたまらない忍び難いやりきれない激発エキサイトかっか席を蹴る堪忍袋の緒が切れる怒り心頭に発するけんか腰ちゃぶ台返し瞬間湯沸かし器

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精選版 日本国語大辞典 「激怒」の意味・読み・例文・類語

げき‐ど【激怒】

  1. 〘 名詞 〙 はげしくおこること。また、はげしくおこらせること。
    1. [初出の実例]「及戦場、彌成激怒」(出典朝野群載‐二二・康平七年(1064)・源義家受領吏申文)
    2. 「上野介私意私慾を以(もって)内匠頭を激怒し」(出典:箚録(1706))
    3. [その他の文献]〔史記‐陳渉世家〕

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デジタル大辞泉プラス 「激怒」の解説

激怒

1936年製作のアメリカ映画原題《Fury》。監督:フリッツ・ラング、出演:シルビア・シドニー、スペンサー・トレイシー。

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普及版 字通 「激怒」の読み・字形・画数・意味

【激怒】げきど

激憤。

字通「激」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の激怒の言及

【ラング】より

…にもかかわらず,ヒトラーとともに《ニーベルンゲン》を激賞するゲッベルスに,宣伝省映画局長への就任を懇望されたラングは,ユダヤ人である自分を利用しようとする魂胆を察知してフランスへのがれ,《リリオム》(1933)をつくったのちアメリカへ渡った。 35年,ドイツ人亡命者として市民権をあたえられ,アメリカ民主主義の汚点である私刑(リンチ)の問題を中心に,アメリカ社会の矛盾や非情さを告発した三部作,《激怒》(1936),《暗黒街の弾痕》(1937),《真人間》(1938)をはじめ,西部劇(《地獄への逆襲》1940,《西部魂》1941,《無頼の谷》1952)やスリラー(《死刑執行人もまた死す》1942,《飾窓の女》1944,《外套と短剣》1946,《復讐は俺に任せろ》1953,等々)をふくめて《口紅殺人事件》(1956)にいたるまで,しばしば〈妥協〉をしいられながらも20本あまりの映画を撮って,〈亡命映画人〉としてハリウッドに足跡を残した。58年にヨーロッパへもどり,第1部《王城の掟》と第2部《情炎の砂漠》からなる二部作の冒険スペクタクル《大いなる神秘》(1959)を撮るが,それにつづく西独・仏・伊合作映画《怪人マブゼ博士》(1960)が最後の監督作品となった。…

※「激怒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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