火成鉱物(読み)カセイコウブツ(英語表記)pyrogenetic mineral

デジタル大辞泉 「火成鉱物」の意味・読み・例文・類語

かせい‐こうぶつ〔クワセイクワウブツ〕【火成鉱物】

マグマから直接結晶してできる鉱物橄欖かんらん輝石雲母長石など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火成鉱物」の意味・読み・例文・類語

かせい‐こうぶつ クヮセイクヮウブツ【火成鉱物】

〘名〙 マグマから直接に結晶して生じた鉱物。雲母、輝石、長石の類。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

岩石学辞典 「火成鉱物」の解説

火成鉱物

正マグマ期に晶出した火成岩の初生鉱物で,マグマ晶出の早期に形成される無水鉱物の総称である.気成作用,熱水作用変質作用,変成作用などにより形成されたものは含まず,例えば橄欖(かんらん)石,輝石など完全に水分を含まない鉱物である.しかし実際に場合には,明らかに熔融体から形成した鉱物から始まり,明確な熱水作用による鉱物で終わるマグマが固化する過程は連続的であって,このような区別が不明確なことが多い.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android