火牛の計(読み)かぎゅうのけい

故事成語を知る辞典 「火牛の計」の解説

火牛の計

火をつけた牛を敵陣に突入させて、混乱させる戦術

[由来] 「史記でんたん伝」が伝える話から。紀元前三世紀、戦国時代の中国でのこと。せいという国の将軍田単は、一〇〇〇頭余りの牛の尾に油にひたした葦をくくりつけ、それに火をつけて敵陣へと走り込ませて敵軍を大混乱に陥れ、戦いに勝利したそうです。日本でも、一二世紀、平安時代末期の武将木曽義仲が同じような戦法を使って、平家の軍を打ち破っています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android