炭疽病(ベルベットグラス)

飼料作物病害図鑑 の解説

炭疽病(ベルベットグラス)

梅雨明けから発生する斑点性の糸状菌病。病斑は黄褐色〜橙色、楕円形で、後に相互に融合して不定形となる。病斑が古くなると中央部が灰白色になり、そこに 剛毛という菌組織が形成され、黒くかびてみえる。剛毛付近にはオレンジ色の粘塊状の胞子が形成され、これが風雨で飛散してまん延する。病原菌ソルガムオーチャードグラスライグラスなどの菌と同種だが、それぞれ寄生性が分化しているとされる。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android