為合・仕合(読み)しあわす

精選版 日本国語大辞典 「為合・仕合」の意味・読み・例文・類語

し‐あわ・す ‥あはす【為合・仕合】

〘他サ下二〙 (「し」は、サ変動詞「する」の連用形)
① うまくはからって、ふさわしい状態になるようにする。合うようにする。つじつまをあわせる。間に合わせる。
古本説話集(1130頃か)四七「さらば多くの物ども損じて、今日の供養にしあはすべきにあらず、いかにせん」
二つの物や事柄をぴったり合うようにする。
※栄花(1028‐92頃)音楽「かくて乱声(らんじゃう)をさへしあはせたれば、いとどいみじくおどろおどろしく」
日葡辞書(1603‐04)「ウラト ヲモテヲ xiauasuru(シアワスル)〈訳〉うら地を着るものに合わせて裁断する」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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