烏賊の甲(読み)イカノコウ

デジタル大辞泉 「烏賊の甲」の意味・読み・例文・類語

いか‐の‐こう〔‐カフ〕【烏賊の甲】

コウイカ類が体内にもつ舟形部位石灰質でかたく、乾燥させてインコなどのカルシウム補給に用いられる。いかのふね。カトルボーン。

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精選版 日本国語大辞典 「烏賊の甲」の意味・読み・例文・類語

いか【烏賊】 の 甲(こう)

  1. イカ外套の内壁中央部にある甲殻。コウイカ類では舟状で厚く、炭酸カルシウムからなり、スルメイカ、アオリイカ類では薄く透明な殻皮質からなり、特に軟甲とよばれる。昔は薬用にもした。いかの舟。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「烏賊骨(いかのこう)各四斤」(出典延喜式(927)三七)

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