無力(読み)ムリョク

デジタル大辞泉 「無力」の意味・読み・例文・類語

む‐りょく【無力】

[名・形動]体力勢力などのないこと。また、そのさま。むりき。「自分無力を恥じる」「侵入に対して無力な(の)警備体制」⇔有力
[派生]むりょくさ[名]
[類語]弱い劣弱弱体弱小非力無能無能力駄目能無し能がない非才なまくら低能

む‐りき【無力】

[名・形動]むりょく(無力)

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精選版 日本国語大辞典 「無力」の意味・読み・例文・類語

む‐りょく【無力】

〘名〙 (形動)
① 体力のないこと。また、そのさま。むりき。
御堂関白記‐寛仁元年(1017)五月九日「辰時崩給了、此間不御前左大弁只今無力御者、仍暫下地」
能力、勢力、資力、働きなどのないこと。物事をしとげるのに必要なだけの能力、資力などがないこと。力が及ばないこと。また、そのさま。むりき。
名語記(1275)三「皆、無力にして、本懐をとげず」 〔荘子‐逍遙遊〕

ぶ‐りょく【無力】

〘名〙
① (形動) 力がないこと。また、そのさま。むりょく。
② (形動) 資力のないこと。貧しいこと。乏しいこと。また、そのさま。貧困。むりょく。〔文明本節用集(室町中)〕
③ (━する) 財産を失うこと。貧乏すること。
ロザリオの経(1623)四「ツイニワ buriocu(ブリョク) シケルユエニ」

む‐りき【無力】

〘名〙 (形動) =むりょく(無力)

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