熊野道村(読み)ゆやんどむら

日本歴史地名大系 「熊野道村」の解説

熊野道村
ゆやんどむら

[現在地名]婦中町熊野道やんど

井田いだ川の中流左岸に位置し、東は上井沢かみいさわ村を経て井田川、西は小倉おぐら村。村名は熊野神社の参詣道が通っていたことによると思われる。正保郷帳では島田しまだ村とともに小倉村の内とされる。承応四年(一六五五)の村御印では草高二八八石余(うち蔵入一三石余、残りは八人の給地)、免四ツ四歩九厘(村々御印物等書上)。享保六年(一七二一)の高二八九石(「村付高改帳」島倉家文書)。寛政二年(一七九〇)の古高二八九石・定免四ツ四歩五厘、小物成は山役八二匁(高物成品々手鏡)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android