燮理(読み)ショウリ

デジタル大辞泉 「燮理」の意味・読み・例文・類語

しょう‐り〔セフ‐〕【×燮理】

調和させること。
宰相として国をよく治めること。
相公も―のいとまには、時々読書をもなさるがよろしゅうございましょう」〈鴎外魚玄機

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精選版 日本国語大辞典 「燮理」の意味・読み・例文・類語

しょう‐りセフ‥【燮理】

  1. 〘 名詞 〙 やわらげおさめること。ほどよく調和させること。また、中国で、宰相として国を治めること。燮和(しょうか)
    1. [初出の実例]「経邦論道。燮陰陽」(出典:令義解(718)職員)
    2. 「相公も燮理(セフリ)の暇には、時時読書をもなさるが宜しうございませう」(出典:魚玄機(1915)〈森鴎外〉)
    3. [その他の文献]〔書経‐周官〕

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普及版 字通 「燮理」の読み・字形・画数・意味

【燮理】しよう(せふ)り

やわらげおさめる。〔書、周官〕太師太傅太保を立て、(こ)れを惟(こ)れ三とし、を論じを經し、陰陽を燮理するも、官は必ずしも備へず、惟(た)だ其の人あるときのみ。

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