片桐 英郎(読み)カタギリ ヒデオ

20世紀日本人名事典 「片桐 英郎」の解説

片桐 英郎
カタギリ ヒデオ

大正・昭和期の農芸化学者 京都大学名誉教授。



生年
明治30(1897)年9月21日

没年
昭和62(1987)年9月18日

出身地
長野県下伊那郡根羽村

学歴〔年〕
東京大学農学部農芸化学科〔大正11年〕卒業

学位〔年〕
農学博士(東京大学)〔昭和13年〕

主な受賞名〔年〕
日本農学賞・鈴木賞〔昭和24年〕「乳酸菌の発酵化学的研究とその応用」,日本ビタミン学会賞・ビタミンB2長尾賞〔昭和26年〕,日本ビタミン学会賞・鈴木(万)賞〔昭和32年〕,日本ビタミン学会賞〔昭和35年〕,日本学士院賞〔昭和35年〕「乳酸菌殊にそのラセミアーゼの研究」,勲二等端宝章

経歴
京都帝大農学部教授、日本農芸化学会長を歴任。乳酸菌の生化学、ラセミアーゼの発見、醱酵菌類によるビタミンB2関連物質の生産、その生化学的研究などに業積がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「片桐 英郎」の解説

片桐英郎 かたぎり-ひでお

1897-1987 大正-昭和時代の農芸化学者。
明治30年9月21日生まれ。昭和4年京都帝大教授となる。35年北原覚雄(かくお)とともに,乳酸菌とくにラセミアーゼの研究で学士院賞。38年日本農芸化学会会長。昭和62年9月18日死去。89歳。長野県出身。東京帝大卒。著作に「酵素化学工業」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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