片皮(読み)かたかわ

精選版 日本国語大辞典 「片皮」の意味・読み・例文・類語

かた‐かわ ‥かは【片皮】

〘名〙
① 馬に乗る時に、腰から脚にかけておおった左右一双の行縢(むかばき)の、片一方。一懸(ひとか)けの半分
古今著聞集(1254)一六「行縢(むかばき)を人にかりたりけるに、一懸(ひとかけ)かしたりけるを見て、〈略〉片方をばかへして、其暁になりて、かた皮に左右の足を入て、馬にのらむとしけるに、なじかはのられん」
② 鯨の丸切りの両わきの皮。
※鯨肉調味方(1832)「片皮(カタカハ) 丸切の両脇の皮を云。こと所の皮よりも油少し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android