片皿(読み)かたさら

精選版 日本国語大辞典 「片皿」の意味・読み・例文・類語

かた‐さら【片皿】

〘名〙
① 昔の祭式に用いる器具一つ。蓋のついていない大形の皿。
正倉院文書‐天平勝宝二年(750)七月二二日「片佐良六百六十口」
② (「かたざら」とも) 一方の皿。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三一「片皿に室の八嶋も見えにけり そこに続て日光責あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android