片葉(読み)かたは

精選版 日本国語大辞典 「片葉」の意味・読み・例文・類語

かた‐は【片葉】

〘名〙 (「かたば」とも)
① 茎の片側にだけ葉が出ていること。
※街道記‐「奥の細道」の杖の跡(1952)〈井伏鱒二〉「これが真野の萱原です。芦が、みんな片葉です」
植物片栗(かたくり)のこと。
秋山記行(1831)二「片葉・霜茸・白獅子茸、笠に摘込み、袖・袂もふくるる斗り」

かき‐は【片葉】

〘名〙 一片の葉。一葉。わずかな物のたとえとして用いられる。
常陸風土記(717‐724頃)香島「荒ぶる神たち、又、石根(いはね)木立・草の片葉(かきは)辞語(ことど)ひて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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