特筆(読み)トクヒツ

デジタル大辞泉 「特筆」の意味・読み・例文・類語

とく‐ひつ【特筆】

[名](スル)特にとりたてて書くこと。「特筆に値する」「特筆すべき事」
[類語]特記大書明記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「特筆」の意味・読み・例文・類語

とく‐ひつ【特筆】

〘名〙 特にとりたてて書きしるすこと。「特筆に価する」
※山陽詩鈔(1833)二・楠公別子図「海甸陰風草木腥、史編特筆姓名馨」
※仏国風俗問答(1901)〈池辺義象巴里の諸博物館「其の建築のみにても、美術史上、特筆すべきものたり」 〔経学歴史‐経学昌明時代〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「特筆」の読み・字形・画数・意味

【特筆】とくひつ

とりたてた記述のしかた。〔経学歴史、経学昌明時代〕春秋を作るは孔子の特筆にして、孟子び兩儒よりして、皆異辭無し。

字通「特」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android