犇(漢字)

普及版 字通 「犇(漢字)」の読み・字形・画数・意味


12画

(異体字)
9画

[字音] ホン
[字訓] はしる・ひしめく

[字形] 会意
三牛に従う。〔広韻〕に「牛くなり」とあり、牛が驚き奔る意。(ひょう)・驫(ひよう)と同じ造字法で、その声も似ている。〔集韻〕に〔説文〕を引いて「は走るなり」とし「古、犇に作る」というが、(奔)は金文にもみえる字である。

[訓義]
1. はしる、おどろきはしる。
2. ひしめく。

[古辞書の訓]
名義抄〕犇 古のの字なり。ハシル 〔立〕犇 ヒシメク・ウシノオドロク・カラル・トシ・ハシル・カマビスシ

[語系]
犇・punは驫・piと同系の語で、造字法も同じ。中にあるものが、急に外に発することをbiunといい、その系統の語である。語彙は奔字条参照。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android