犬に論語(読み)イヌニロンゴ

デジタル大辞泉 「犬に論語」の意味・読み・例文・類語

いぬ論語ろんご

いくら道理を説いて聞かせても益がないことのたとえ。馬の耳に念仏
[類語]馬耳東風馬の耳に風馬の耳に念仏牛に経文牛に対してことを弾ず兎に祭文ぬかに釘豆腐にかすがい暖簾のれんに腕押し石にきゅう石に針沢庵たくあんのおもしに茶袋籠で水を汲む屋上おくを架す屋下に屋を架す月夜に提灯ちょうちん闇の夜の錦汽車の後押し網の目に風とまらず泥田を棒で打つ竹藪に矢を射るよう死に馬にはり氷にちりば泥裡でいり土塊どかいを洗う権兵衛が種蒔きゃからすがほじくる骨折り損の草臥くたびもう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「犬に論語」の意味・読み・例文・類語

いぬ【犬】 に 論語(ろんご)

どんな道理を説き聞かせても効果がなく、むだであることのたとえ。馬の耳に念仏。
※浄瑠璃・本領曾我(1706頃)五「犬に論語といふたとへ、とかふの返答にも及ばず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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