精選版 日本国語大辞典 「独鈷・独古」の意味・読み・例文・類語
とっ‐こ トク‥【独鈷・独古】
〘名〙 (「どっこ」とも)
① 真言密教の修法に用いる、両端が分かれないでとがっている金剛杵(こんごうしょ)。鉄または銅で作られている。独一の真如法界を表わし、また勇猛・摧破などを意味するとされる。とこ。独鈷杵(とっこしょ)。とっこう。〔十巻本和名抄(934頃)〕
② 織り模様の名。①の形を縦縞状に多くつらねたもの。帯地などに用いる。
とく‐こ【独鈷・独古】
〘名〙 ⇒とっこ(独鈷・独古)
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