猛猛しい(読み)タケダケシイ

デジタル大辞泉 「猛猛しい」の意味・読み・例文・類語

たけだけ‐し・い【猛しい】

[形][文]たけだけ・し[シク]
勇ましくて強そうである。「―・い武将
ずうずうしい。ずぶとい。「盗人ぬすっと―・い」
[派生]たけだけしげ[形動]たけだけしさ[名]
[類語](1男性的男らしい雄雄しい男臭い男盛り男振り男前冥利みょうり男気伊達だて男性美りりしい勇ましい精悍雄偉いなせ偉丈夫快男児好男子好漢硬骨漢正義漢熱血漢無頼漢/(2野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい我が物顔空威張り野太い図太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ

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精選版 日本国語大辞典 「猛猛しい」の意味・読み・例文・類語

たけだけ‐し・い【猛猛】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]たけだけ〘 形容詞シク活用 〙 ( 「たけし(猛)」を強めた言い方 )
  2. 気性行動などが、たいそういさましく強い。ひじょうに勇猛である。気性・行動などが荒々しく激しい。
    1. [初出の実例]「山臥はたけだけしき物ぞ」(出典:梵舜本沙石集(1283)六)
  3. 悪事をすることに対する反省心などもちあわせないで平気である。ずうずうしい。しぶとい。ずぶとい。
    1. [初出の実例]「藪(やぶ)きはの華ぬす人やたけたけし〈重晴〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)一)

猛猛しいの派生語

たけだけし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

猛猛しいの派生語

たけだけし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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