デジタル大辞泉 「猜疑」の意味・読み・例文・類語 さい‐ぎ【×猜疑】 [名](スル)人の言動をすなおに受け取らないで、何かたくらんでいるのではないかと疑うこと。「猜疑心」「人々は余を―し」〈鴎外・舞姫〉[類語]疑問・疑い・疑義・疑惑・疑念・疑心・不審・懐疑・狐疑・疑団・疑点・半信半疑・容疑・嫌疑 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「猜疑」の意味・読み・例文・類語 さい‐ぎ【猜疑】 〘 名詞 〙 何か自分に不利になるようなことをするのではないかと思って人を疑うこと。[初出の実例]「其人極て残忍の性ありて猜疑の心深く」(出典:読史余論(1712)二)「彼人々は余を猜疑し、又遂に余を讒誣するに至りぬ」(出典:舞姫(1890)〈森鴎外〉)[その他の文献]〔顔氏家訓‐下巻〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「猜疑」の読み・字形・画数・意味 【猜疑】さいぎ 疑いぶかい。〔顔氏家訓、書証〕の獸爲(た)る、猜疑多し。故に河冰に聽きて、水の聲無くして、然る後に敢て渡る。字通「猜」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報