デジタル大辞泉
「疑心」の意味・読み・例文・類語
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ぎ‐しん【疑心】
〘名〙
① (━する) 仏語。仏教の真理に対して、心がさだまらなくなること。六根本
煩悩の一つ。
広義には煩悩でない疑いをも含める。疑
(ぎ)。
※
法華義疏(7C前)一「第二懐疑致請来者。衆生夢聞
二略説
一則執動疑生。執心既動。理有
二可
レ除之義
一。疑心既生。可
レ有
二得解之美
一」
② 疑いの心。疑い。うたぐり。
※
東寺百合文書‐ほ・建久二年(1191)一二月一一日・源頼朝御判御教書案「東寺修理上人為
二勧進
一所被
二下向
一也、誰人無
レ志
三于
二仏法
一哉、不
レ成
二疑心
一、可
レ令
二結縁
一之状如
レ件」
※
信長記(1622)一上「
数度(すど)申しければ、疑心
(ギシン)晴れやらざりしか共」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「疑心」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報