獺の祭(読み)かわうそのまつり

精選版 日本国語大辞典 「獺の祭」の意味・読み・例文・類語

かわうそ【獺】 の 祭(まつり)

獺が魚をとって河岸に並べておくことを、先祖の祭をしていると見たてていう語。陰暦一月中旬をその季節とする。獺祭(だっさい)。かわおその祭。《季・春》
※俳諧・花摘(1690)上「膳所へゆく人に 獺(カハウソ)の祭見て来よ瀬田のおく〈芭蕉〉」

おそ【獺】 の 祭(まつり)

かわうそ(獺)の祭《季・春》
※俳句稿〈正岡子規〉明治三五年(1902)春「茶器どもを獺の祭の並べ方」

かわおそ【獺】 の 祭(まつり)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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