生す(読み)ナス

デジタル大辞泉 「生す」の意味・読み・例文・類語

な・す【生す】

[動サ五(四)]産む。出産する。「子まで―・した仲」
[類語]生む生み落とす出産分娩お産安産難産初産ういざん初産しょざん初産はつざん産する身二つになる腹を痛める産卵産み付ける抱卵かえかえ孵化ふか孵卵托卵

おお・す〔おほす〕【生す】

[動サ四]
草木などを育てる。
「誰が秋にあひて荒れたる宿ならむ我だに庭の草は―・さじ」〈平中・三六〉
つめ・髪などを、伸ばす。生やす。
御髪ながく―・して」〈夜の寝覚・五〉
子供を養い育てる。養育する。
「あやしのきぬの中より―・しまゐらせて」〈讃岐典侍日記・上〉

む・す【生す/産す】

[動サ五(四)]える。生じる。「苔の―・した墓石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android