生け(読み)いけ

精選版 日本国語大辞典 「生け」の意味・読み・例文・類語

いけ【生・活】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「いける(生)」の連用形名詞化 )
  2. 生かしておくこと。
    1. [初出の実例]「煮るとも焼くとも刺身でも、旅と違って江戸前のこの長兵衛が活(イケ)の魚」(出典:歌舞伎霊験曾我籬(1809)九幕)
  3. 仮死状態の人や気絶した人を生き返らせること。活(かつ)
    1. [初出の実例]「倒れ伏したる組子ども、引起して死活(しくゎつ)のいけ」(出典:浄瑠璃伊賀越道中双六(1783)八)
  4. 植物を、植えたり花器に入れたりすること。
    1. [初出の実例]「活(イ)けの手際(てがは)でくろめても」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android