産霊の神(読み)ムスブノカミ

デジタル大辞泉 「産霊の神」の意味・読み・例文・類語

むすぶ‐の‐かみ【霊の神】

むすひのかみ」の音変化。
「君見れば―ぞ恨めしきつれなき人を何つくりけむ」〈拾遺・雑恋〉

むすひ‐の‐かみ【霊の神】

天地万物を生み出す神。
高天の原に成れる神の名は…次に神―」〈・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「産霊の神」の意味・読み・例文・類語

むすひ【産霊】 の 神(かみ)

  1. ( 後世「むすびのかみ」とも ) 天地・万物を生み出す神。高皇御産霊神(たかみむすひのかみ)神皇産霊神(かみむすひのかみ)など。むすぶのかみ。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「千歳とは我ならねどもゆふだすきむすびの神も祈りかく覧」(出典:元輔集(990頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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