甲斐無い(読み)カイナイ

デジタル大辞泉 「甲斐無い」の意味・読み・例文・類語

かい‐な・い〔かひ‐〕【×斐無い】

[形][文]かひな・し[ク]
何かをしただけの効き目、効果が現れない。何をしたところでどうすることもできない。むだだ。「後悔してみても、―・いことだ」
値うちがない。取るに足らない。「生きていても―・い命だ」
意気地がない。ふがいない。かいしょうがない。
「かく思ふ事は―・き心かなと我と心を恥ぢしめて」〈伽・三人法師
[派生]かいなさ[名]
[類語]駄目無駄無益無意味無効

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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