番番(読み)つがいつがい

精選版 日本国語大辞典 「番番」の意味・読み・例文・類語

つがい‐つがい つがひつがひ【番番】

〘名〙 ものごとの、いくつかある区切りめのそれぞれ。また、からだなどの関節ごと。
※古文真宝笑雲抄(1525)二「関鎖とはつがいつがいなり又結処なり」
サントスの御作業(1591)二「ゼンシンノ tçugai(ツガイ) tçugai(ツガイ) ハナレバナレニ ナルヤウニ」
※波形本狂言・泣尼(室町末‐近世初)「初ての所でも有、ずいぶんつがいつがいを見合て泣ておくりやれ」

ばん‐ばん【番番】

〘名〙 つぎつぎに順をおって、その事にあたること。順番。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※栂尾明恵上人遺訓(1238)「仏の番々(バンバン)に出世して、衆生を仏に成さんとし給ふ法を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「番番」の読み・字形・画数・意味

【番番】はは

勇武のさま。〔詩、大雅高〕申伯番番として に謝に入る

字通「番」の項目を見る

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