異日（読み）イジツ

デジタル大辞泉

い‐じつ【異日】

過去または将来の、ある日。他日。
「孰たれか知らん―の治兵衛はこの俊雄」〈緑雨・かくれんぼ〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

い‐じつ【異日】

〘名〙 その日とは別の、過去または将来のある日。他日。

※本朝続文粋（1142‐55頃）一・参安楽寺詩〈大江匡房〉「異日化_二仙訣_一、斯処留_二龍轜_一」

※かくれんぼ（1891）〈斎藤緑雨〉「孰(たれ)か知らん異日(イジツ)の治兵衛はこの俊雄」 〔荘子‐徳充符〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【異日】いじつ

他日。前日にも後日にもいう。〔史記、秦始皇紀〕異日、韓王地をれ璽を致せり。～已にしてに反(そむ)く。故に兵を興して之れを誅す。

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出典　平凡社「普及版 字通」