病は口より入り、禍は口より出ず(読み)やまいはくちよりいり、わざわいはくちよりいず

故事成語を知る辞典 の解説

病は口より入り、禍は口より出ず

むやみにおしゃべりをしないように、戒めることば

[由来] 三世紀の中国西せいしん王朝の時代学者げんが、おしゃべりを戒める意味で作った「こうめい」という文章一節から。「感情には迷わされないようにせよ、口数が多いのも慎め」と述べたあと、「病は口より入り、禍は口より出ず(病気の元は口から体内に入るものだが、禍の元となるのは口から出ることばである)」とあります。

〔異形〕禍は口より出ず。

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ことわざを知る辞典 の解説

病は口より入り、禍は口より出ず

病気は口からはいる飲食物原因で生じ、禍は口から出ることばを慎まないところから起こる。

[解説] 中国西晋の「傅子」にあることば。

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