瘴霧(読み)ショウム

デジタル大辞泉 「瘴霧」の意味・読み・例文・類語

しょう‐む〔シヤウ‐〕【×瘴霧】

毒気を含む霧。
地獄に火焔の海、―の沼あるは」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「瘴霧」の意味・読み・例文・類語

しょう‐むシャウ‥【瘴霧】

  1. 〘 名詞 〙 毒気をふくむ霧。人を病ませるほどの深い霧。
    1. [初出の実例]「瘴烟とは南方瘴霧の気と云て」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
    2. 「地獄に火燄の海、瘴霧の沼あるは」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉神曲、吾友なる貴公子)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐杏花詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android