白ける(読み)シラケル

デジタル大辞泉 「白ける」の意味・読み・例文・類語

しら・ける【白ける】

[動カ下一][文]しら・く[カ下二]
白くなる。色があせて白っぽくなる。「壁紙が―・ける」
興がさめて気まずい雰囲気になる。「座が―・ける」
具合が悪くなる。きまりが悪くなる。
実方は―・けて逃げにけり」〈十訓抄・八〉
明らかにする。また、包み隠さず話す。打ち明ける。
「頭から物ごと―・けて語りぬ」〈浮・一代男・二〉
[類語](1白む白茶ける/(2散文的素っ気ない無機的無風流興醒め興醒まし艶消し色消し味気あじけないつまらない不興しらじらしいぞっとしない鼻白む無味無味乾燥無趣味没趣味索然砂を噛むよう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例