白地船渡番所跡(読み)はくちふなわたしばんしよあと

日本歴史地名大系 「白地船渡番所跡」の解説

白地船渡番所跡
はくちふなわたしばんしよあと

[現在地名]池田町白地

白地集落の入口の本名ほんみように位置。近世伊予街道上の吉野川に設けられた白地渡の渡口にあたり、土佐方面に至る街道(現国道三二号)が分岐した。番所は白地村の庄屋宅に置かれ、卍御番所と記した制札が立てられていた。寛文三年(一六六三)の設置で、白地渡口には土佐・伊予讃岐など他国からの通路にあたる要衝として蜂須賀氏の直臣である池田士が二人ずつ月番で警固にあたることとなっている(阿淡年表秘録)。元禄一二年(一六九九)には旅人切手がない者は庄屋方で改めることとされた(阿淡御条目)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android