白雲木(読み)ハクウンボク

デジタル大辞泉 「白雲木」の意味・読み・例文・類語

はくうん‐ぼく【白雲木】

エゴノキ科の落葉高木。山地に生え、葉は大きく円形裏面が白い。5、6月ごろ、多数白い花総状につき、垂れて咲く。花びらは深く五つに裂けている。庭木にする。おおばぢしゃ。

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精選版 日本国語大辞典 「白雲木」の意味・読み・例文・類語

はくうん‐ぼく【白雲木】

  1. 〘 名詞 〙 エゴノキ科の落葉高木。各地の山地に生える。高さ六~一五メートル。樹皮は紫褐色。葉は径一〇~二〇センチメートルのほぼ円形で先が尖り、縁に小鋸歯(きょし)がまばらにあり、裏は灰白色の細毛を密布する。初夏、枝先に一〇~二〇センチメートルの総状花序をつけ、白い花が多数垂れ下がって咲く。花冠は径約二センチメートルで五深裂し、黄色の葯が目立つ。果実は長さ約二センチメートル弱の卵状長楕円形で中に褐色の種子が一個ある。材は独楽(こま)などの細工用または薪炭用、種子の油でろうそくを作る。漢名、玉鈴花。おおばぢしゃ。はびろ。〔物品識名(1809)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「白雲木」の解説

白雲木 (ハクウンボク)

学名Styrax obassia
植物。エゴノキ科の落葉高木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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